20代中盤でふんばるブログ

銀行員→外資コンサル。旅行が好きです。

進撃の巨人→東京喰種→亜人て流行った理由

亜人12話、完全に佐藤さんがダークヒーローだった。

飛行機テロの場面がビル倒壊テロに変わってるのは、やっぱり海外需要対策なのかな?アメリカとかで飛行機テロのアニメなんて売れなそうだし。

 

ところでタイトルの話だけど、亜人のヒットって進撃の巨人→東京喰種の流れを継いでると思うんだよね。 まず簡単にそれぞれのストーリー(ネタバレます!)

  • 進撃の巨人
    人間の変化した存在である巨人と戦う中で、巨人も故郷?を求めて戦っていることが分かり、何故・何のために戦うのかが謎を呼ぶ話。
  • 東京喰種
    人の姿をして人を食べる喰種の中にも、人間と共存できると考える集団はいて、共存すべきか戦うべきか何が正義かを登場人物が葛藤する話。
  • 亜人
    人類から変化してしまった亜人が、人間に追われる中で自分の居場所を失って、人類とどう関わればいいかを模索する話。

 

 

ポイントとして共通してるのは、

  1. 物語の中で現れる「人間」は「今の社会」を表現してる。
    自分達の生活圏を守る社会、人間を食べる喰種を撲滅する社会、死なない人間で人体実験する社会。
  2. 「人間の敵の立場」が主人公の意見に近い、つまり「読者の共感する考え」に近い。
    主人公と同期だった敵、喰種側と人間側を往復する主人公、亜人として生き方を模索する主人公。
  3. ただし、あくまで人間の敵は人間と同じ存在ではないから「人間の敵の立場」は「読者の立場」ではない。
  4. 「人間の敵の立場」で「人間」に問題提起している。
    今の王政は正しいのか?人間と喰種は共存できないのか?亜人は人間の敵なのか?

 

ちょっとポイントをまとめてみると、

①人間=今の社会、②人間の敵の立場=読者の共感する考え、③人間の敵の立場≠読者の立場、→④ 「人間の敵の立場」で「人間」に問題提起している=読者の共感する考えで今の社会に問題提起している。→④≒⑤現状はおかしいと思う(読者は社会への問題提起に共感)。けど自分がどうこうする話ではない(読者は立場が違うため)

つまり全部「現状って確かにおかしいとこあるよな。まぁオレ自身が関わってどうこうする話じゃないけど。」っていうニュアンスで読める漫画、って訳です。

 

 

このニュアンス便利で、例えば会社の体制がなんだか気に入らない、と思っても「今の体制はおかしい!」とかいきなり声上げず、「あいつ、会社の体制に文句言ったらしいぜ。言う事聞いときゃいいのになぁ」みたいなこのニュアンスに落ち着く。「イジめられてて辛い‥。でも自分には何もできない‥」とかも実は同じ。現状おかしいけど、自分は何もできない、しない時に使うニュアンス。

 

実際に人を喰う巨人のいる世界だって、想像すれば「巨人も戦ってる理由があるらしいぜ。でもまぁオレらを襲ってくるんだから関係ないな。」ってなる。 

でも、 進撃の巨人「巨人にも戦う理由があるらしい。今の社会は確かにおかしい。原因を究明しよう!」と立ち上がってくれる。

 

そう、彼らが戦いを挑むのは人間社会なんです。彼らの挑戦は「会社の体制は確かにおかしい!どうすればいいか考えよう!」「イジめられてるのは嫌だ!現状を変えよう!」ってボクたちが立ち上がるのと同じ文脈なんです。

  

でも、巨人の正体が何でも、喰種が撲滅されても、亜人が人体実験されても、当たり前だけど非現実的な話でボクたちの実生活には何も関係ない。「自分が関わる話じゃない」てニュアンスで読んでいられる。

 

つまりこれらの漫画を通じて、読者は自分が心の底に潜めている社会への不満を、変に刺激する無く、静かに発散させられる訳です。

 

だから特に日常生活に相応の文句があるけど面倒で声にできない人に非常に好まれてヒットした、と思う。


ちなみにボクは進撃の巨人も東京喰種も亜人も大好きです。とりあえずヤンジャンは捕まってるエトがどうなるか気になってる。

 

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ウォールストリート・ジャーナル日本版

 

人生二回目の入社式でした。

人生二回目の入社式。一回目は都市銀行、二回目は外資コンサル。

やってる内容は大きな会場に新入社員を集めて会社の説明をするだけなんだけど、けっこう雰囲気違ったなー。

 

 

まず、迎える側の先輩社員。

銀行は「当行はこんなところなんだ!一緒にやっていこう!」っていう感じだったけど、コンサルは「当社ではこんなことができます。皆さん頑張ってください。」て感じ。

これ、同じ事言ってるようでけっこう違うんだよね。

 

前者はこれから社員がどう働くべきか在るべき姿を定義して教えてて、会社全体で一心同体て感じが伝わってくる。

後者は社員がどう働けるか選択肢を与えて選ばせてて、一緒に仕事をするけど結果を出すのは君自身だよ、てのがスゴい伝わってくる。

抽象化してるけど、だいたいそんなイメージ。笑

 

 

次に、同期ね。

今日一番衝撃だったのは、お昼休みに偶然隣になった同期とコンビニに行こう、てなったんですよ。でも、初めて行った場所で、どこにコンビニあるかとか全く知らなかったら、どうします?笑

 

道歩いててコンビニ探そうって話がでて、じゃあ、とボクが周りキョロキョロして地図でも見るかなと思ったら、「コンビニ袋もって歩いてる人いるからあっちだね」って。

2秒でその推論は出なかったよボクは!確かにコンビ二袋持ってる人探せば良いね!そっちに歩いてったらコンビニあったよ!

 

他にも総じて、頭良いなー、スマートだなー、って感じでした。銀行のとにかく礼儀正しくて、明るく元気に挨拶が交わされまくってた入社式とは全く違うw

 

あ、全く話し変わりますけど、日銀短観悪くて株価は下がりましたね。思ったより下がったなー。買い時。米雇用統計も市場の予想通りで影響は大きくなさそうだし。

 

まぁまぁ、こんな感じで体験談も、また適宜更新していきます。

 

 

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ウォールストリート・ジャーナル日本版

 

米雇用統計と日銀短観と入社式

3月最終日の相場は日経平均が15時時点で16,758円、ドル円がだいたい112円中盤。

今はまだ3月31日の深夜なんだけど、相場の現状と、4月からの見通しを書いとこうと思う。

 

 

株はFRBが利上げに慎重な姿勢を見せたおかげで世界全体の景気が短期的に持ち直してる。ドル円もアメリカのADP雇用統計が強かったおかげでドル高に少し戻してきた。

 

 

日経平均は、4月中に17,000円台で落ち着く位には戻すと思う。

年初からの株価下落は、企業の業績のせいっていうより、海外投資家による原油価格変化への対応の影響を受けたせいが大きい。

つまり、海外の相場が大きく動いて海外投資家が手持ち資金を必要としたせいで、日本株は大きく売られて値下がってきた。海外投資家の売買シェアが70%超したことから読み取れる。

 

今日発表の日銀短観は悪化が見込まれてるけど、株価を主導する日本企業の業績は今の株価ほど悪くないと思う。万が一悪くなっても金融緩和、っていう市場の期待もあるし、4月以降もうちょい戻してくるってのがボクの予想。

 

 

逆にドル円は、米大統領選挙が終わるまではこの位(=110円〜115円)位で進むんじゃないかな。

いちおう今日の21時に正式な米雇用統計が発表になるけど、クリントンもトランプも円安を警戒する発言をしてるから、数字が良くても急にドル高に進むのは難しそう。

 

 

今の相場を見てなんかするとしたら、個人的には、銀行株がマイナス金利の影響とはいえ下がり過ぎだから、今のうちに買っとこうかな‥‥?て感じ。

 

てゆーか4月1日で皆が入社式の所に米雇用統計と日銀短観とかいう一大イベントが揃ってるって結構エグイな。意地の悪い証券界社の入社式とかだったら「今日何があるか知ってますかー?」とか聞かれたりすんのかな。笑

外資コンサル、始めました。

明日から就業開始です。

 

銀行員から転職した訳ですが、転職の時、コンサルタントとか外資って「キツそう」とか「頭使いそう」とかのイメージはあったけど、実際どんなもんかよくわかんなくて困ったなー、と思ったので、実際の体験をブログにしてってみることにしました。コンプライアンスひっかからないように。

 

更新しなくなったら死んだと思ってください。

そんな忙しいのかな?そのへんもよくわからん笑

 

目の間の仕事でもんもんとならないように職場とは別のアウトプットの場を作ろう、って目的もあります。

 

後は、旅行が好きだし、前職の癖で為替相場とかは毎日見てるので、そのへんも自分なりに発信してってみます。

本も、せっかくなんで読むだけじゃなくてアウトプットしてってみる。

 

で、ついでなんで巷で噂のアフィリエイトとかもやってみようと思ってます。

アフィリエイトって胡散臭いイメージ凄いんだけど、良い情報発信できてお金になるならやって損無いし。そのへんも実験、てことでやってみます。

 

 

まぁ、いろいろ実験しつつ、

少なくとも週1くらい更新目標で頑張‥ってみよう。

原油相場は諦めるべき

ついに原油が1バレル30ドルを割りまして、これは2003年12月以来ということです。

 

実は今って18か月連続で下回ってきてる状況なんですよね。始まりはといえばOPEC、というかサウジアラビアがシェール企業への戦いを挑み始めてからなんですけど、18か月前から比べた原油価格の下落率は70%。

過去下落局面にも1年程度下落すれば収まるのが通例だったため、テクニカル的にはいい加減に反発、1バレル50ドルくらいには戻す、という意見ももっともらしくはあるけど、、

 

中国初めとした需要不安とかロシアの増産とかシェール企業とのゲーム理論とか、いろいろ要素はあるけど、これって単純にエネルギー需要者のニーズに合わせて技術が成長して価格が押し下げられてきてるだけな気がするんだよね。

大航海時代を通じた貿易技術の発達でコショウや香辛料の値段が下がったのと同じ。

 

サウジアラビアもシェール企業に打撃を与えるための減産、という体を見せてるけど、実態は歳入不足で余力はないはず。それでも減産を続けるのは、そうしなきゃ価格競争上生き残れないっていう暗黙の了解があるんじゃないかな。

 

アメリカの原油輸出解禁案を見ても、1バレル60ドルを切ったら壊滅するとか言われてたシェール企業の戦いっぷりを見ても、原油価格をここで安易に引き上げようとする動きは、技術・経済的にもう余力がありませんて降参するのと同じ、そんな雰囲気が見えるから、市場原理の競争が続く限り根本的に原油価格が上がる、ってことはないんだと思う。

 

だから、原油関連の投資は諦めたほうがいいと思うなー。

下値で買うかとかけっこう迷ってて考えて、自分はこの結論に至った。

2016年1月の現状から考えるドル円相場

2016年は昨年末にやっと話題の米利上げがあったと思ったら、好材料が出尽くしたかのように、年初のイランーサウジアラビアの断交、中国の景気不安など悪材料に一気に押されて

18日現在で日経平均16,955円、ドル円117.38円。去年の12月は株価2万円、ドル円124円とか現実的な目線で騒いでいたのが信じられない感じ。

 

ただ、去年は利上げの話題のせいですごい騒がしい相場だった気がするけど、実は振れ幅の小さい相場で、ドルの高値は6月の125.86円、安値は1月の115.86円と年間レンジはぴったり10円。

利上げの話題が始まった2014年は年間レンジ21円、金融緩和の始まった2013年は年間レンジ18円だったことから考えると半分くらいしか動いてない。

 

今は一気に円高に進んでる相場だけど、12月米雇用統計は29.2万人と予想の20万人を大きく上回って、世界の景気は雲行きが怪しいけど、アメリカの景気は確実に「強い」と言える状態。

 

思い返せば2015年8月も中国株の大暴落で円高が進んだ時があったけど、結局1、2か月経つとみんな忘れて米利上げやらのドル高、株高状態に戻った。

 

そう考えると、今の相場も、あと1か月くらいたってまた2回目の米利上げの話題が出てくればドル円120円、日経平均18,000円台くらいには戻ってくるんじゃないかな。

逆にレンジの話に戻れば、年末に向かっては財政の引き締まりもあってドル円110円くらいに向かっていきつつ、それこそ予想以上の好環境とか何かあって途中125円くらいまで戻る、そんな値動きもありえると思う。

 

と、いうことでもっかい116円台入ったらドル買っとこ。と思うのだった。

ベトナム(ホーチミン)観光したので、バイタクのおっちゃんの年収(収支)計算してみた。

ラムさん。日本語がすごい流暢な40歳。グエンフエ通りで「一時間20万ドン(1,000円位)でガイドするよ!」とか言ってる人がいたら、たぶんこの人。

 

自分は戦争博物館、寺院を、結局3時間位?かけて回ってもらって、24万ドン(1,200円位)。

 

どれ位の値段で値切るのが妥当なのか、気になったので計算してみたんですが、

結論から言うと、言値の半額ちょい上くらいで値切れれば(1時間600~700円くらいなら)まぁ妥当かな、というのがボクの考えです。それに1時間、て言っても2時間、2時間て言えば3〜4時間、ちょっとチップ払えば半日位は結局付き合ってくれるので笑

 

てことで、理由を以下、ラムさんの収入支出を元に計算してみました。

 

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*街の中心。デタムSt.とファングーラオSt.の交差地点

↓                ↓                ↓

 

もしラムさんの言値である「一時間1,000円」を半額の500円に値切った場合で、一ヶ月の収入を計算してみると。

①ガイド収入:一回のガイド代500×一日平均1/2人×2時間(という名の約半日)=500円

②タクシー収入:タクシー代150円×一日平均3人=450円

③風俗紹介料:紹介料7,500×10%×一日平均1/3人=約250円

→一日平均収入=①+②+③=1,200円。

→一ヶ月の収入=1,200×稼働日25日(仮定)=30,000

 

ラムさん曰く、一日1人ガイドのお客さんが見つかればラッキーとのこと。英語・日本語喋れる事を考え2日に一回客GET=1日平均(0.5人×2時間=)1時間分のガイド収入と考える。

ガイド以外の小口タクシー収入(デタム-ドンコイ間の1キロとか)が、一回100〜200円(平均150円)×一日に3人=450円程度。

あと風俗の紹介をすると、コミッション料10%GETできる。何カ所か覗いてみたけど(おっと..)、だいたい相場は5,000〜10,000円なので平均7,500円程度。これは3日に一回客が釣れるとのこと。

 

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ホーチミン全体図(サイゴンスカイデッキより)

 

では、支出。

ラムさんの経常的な月間支出

①ガソリン代:300円×稼働25日=7,500円

②食費:500円×30日=15,000円

③学費・家賃:5,000円/月+5,000円/月=10,000円

減価償却:50,000円÷3年÷12ヶ月=約1,500円

→一ヶ月の支出=①+②+③+④=34,000

 

まずガソリン代が一日平均300円。ラムさんは500円って言ってたけど、1km10円位で、ガイドしない日はせいぜい20kmも走らないなら平均300円くらいだと思う。

生活費は家族2人持ち(妻とお子さん8歳)。大体屋台100円で食べるのが主流なので、切り詰めると一日100円×2人分×2.5食=500円‥?あとお子さんの学費が月に5,000円。家賃も月5,000円。ちなみに、奥さんも子どもも働いてはないとのこと。

後は営業用のホンダの中古バイクは5万円で取得。5年は使える、と言っていたけど日本の減価償却基準に合わせて3年で買い替えとか修理と仮定してみる。

 

 

とすると、月30,000円−34,000円=▲4,000円の赤字‥‥あるぇー全員に半額まで値切られると赤字になんかなー

 

しかもこれラムさんがタバコを吸ったり、友だちと遊びにいったり子どもの服を買ったりといったところを入れてないのよね。まぁ、ちょいちょい時間伸ばしてチップGETする分とかも入れてないけど。

 

これを収支とんとんまで持ってく為には、一日更に4,000円÷稼働25日=160円稼がなきゃいけない。

つまり、この計算が正しいと、ザックリ言えば

ラムさんは「1時間1,000円」を1時間(500+160円=)660円以下に値切られて、しかも他のお客さんも見つけられない場合、リアルにギリギリになる、て感じかな。

 

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*年間収支のPL作ってみた

 

まぁ、とはいえそこが勝負なので、この、英語も日本語も喋れる運転手さんに対して、1時間600円(12万ドン)でいければけっこう勝ちなんじゃないかなー、というのがボクの結論です。

 

あとラムさんは英語・日本語喋れて子どもを学校に行かせてるからこんな収支だけど、語学力のない運転手だともっと収入が減る→学費が払えなくなる=子どもも英語を学べない→将来稼げない、て連鎖になるよね。

 

ラムさん目標はマイホームの購入とのこと。ベトナムでも200万円はかかるわけだけど、全員を1時間1,000円で捕まえれば1年間に10万円くらいづつ貯金出来るので、自己資本50%賄って住宅ローンを使えれば10年位で夢を実現できる、とかそんな計算式。

 

以上、あってるか知らんけど ホーチミンより経済のお勉強でした。

 

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