ユダヤ人が儲ける理由
ユダヤ人が金もうけできる強みの一つは、国家を持たない「放浪の民」であることがあるらしい。国家を持たないから、あらゆる国を客観的に眺めて、先進的なものを取り入れられたことだという。
国を持たない故の強み、ていうのもなんだか悲しい響きだけど、情報ギャップってのは確かに強みになる。
今年の2月ごろにホーチミンに住んでるとき「中国の経済成長率7%なんて嘘にもほどがあるよ」というのが、海外で中国やベトナムで仕事をしている人たち全員の話だった。
どれだけネットが発達しても、やっぱり現地にいないとわからない話というのはある。ニュースを見る、って言ってもどうしてもニュースは報道者の主観が入る二次情報になる。
昔ですらそうなんだから、物事を多角的な視点でとらえるのが当たり前の現代では、普段の自分たちとは違った視点からの情報ってのを仕入れる手段を持っておかないといけない。
そういう意味で、ユダヤ人は世界各国に「目」を持ってるんだよね。世界中のユダヤ人が自分の住む国の中の人間としての目で世界を見て、その情報が今度は国の枠を超えてユダヤっていう一つのコミュニティーに多角的な視点として集まってくる。
ユダヤで一番有名なロスチャイルド家が家族をイギリスやらフランスやら世界各国に派遣してるのが最たる例。
そして、先進的な技術や、世界各所で発生するニーズをいち早く抑えられれば情報ギャップで儲けられる。
ボクの一番好きな投資家が「ジム・ロジャース」っていうんだけど、この人の世界中を回りながら現地を自分の目で見て、投資をするっていうスタンスはそれに当てはまってると思う。
世界とつながる多角的な視点をたくさん持つ、っていうのは現代に限らず過去からある経済の必勝法。金持ちって世界飛び回ってる印象あるけど、世界を飛び回るから金持ちになるのか、意外と鶏と卵の話なのかもしれん。
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