20代中盤でふんばるブログ

銀行員→外資コンサル。旅行が好きです。

今週の相場予想20150427

24日金曜日の日経平均は4日ぶりに反落し167円安の20002円で終わりました。

今週連続する日本企業3月期決算発表を待ち、利益確定売りが先行したこと、中国金融緩和を受けた株高の勢いが途切れたことが原因です。


その中国株ですが、最近の上昇の原因は金融緩和に加えシャドーバンクや不動産購入への規制により投資家が金余り状態になっていることがあります。日経平均とNYダウの相関性の高さは有名ですが、中国市場を取り込む日本企業中心に、中国株と日本株もかなり連動性が高いです。


今年度がバブル崩壊が起こるか起こらないかの分岐点といわれる中国だけに、今後、中国株にどのように資金が流入、あるいは流出していきかは注目が必要です。


今週の株価の動きは、ファナックにキャノン、ソニーに商社多数と続く決算発表に引きづられる形になるかと思います。発表企業についてはこちらをご確認ください。

 


円相場は反発し、24日17時時点では1ドル119円28~30銭と59銭のドル安。米失業保険数、住宅販売数などの指標が芳しくなくドル安方向に進みました。対ユーロではギリシャ懸念の後退から久しぶりの130円台をつける場面もありました。

 

今週の為替は日本時間30日朝方のFOMC声明、同日の日中の日銀政策決定会合に影響されるでしょう。米指標の悪化や、過度の円安懸念などから推測するに、両者ともリスク回避の円高を呼ぶものになりそうです。

とはいえ、市場もそれはある程度折り込み済みなはずですので、5月の米雇用統計など重要指標発表に向け徐々に円買い方向に調整が入るような形ではないでしょうか。118円台から120円に届かない間程度での推移を予想します。

 


10年物国債利回りは低下し0.025%低い0.285%。2カ月半ぶりの低水準です。日経平均株価悪化、日銀買いオペの影響です。本当に日銀はどこまで国債買いを続けるのでしょうか。