20代中盤でふんばるブログ

銀行員→外資コンサル。旅行が好きです。

銀行とコンサルの思考方法の違い

銀行は「あるものをうまく使う」、コンサルは「何を使えばいいか考える」てことだと思う。

 

 

これ仕事へのアプローチ方法の違いから来てると思うんですよ。

 

例えばある会社を支援する、ってなった時に、銀行はできる手法が決まってる。お金を貸して利息を取る、あるいは金融商品を売ってフィーをもらう、てのが稼ぐ手法だから「この方法をどうやったらうまく実行できるか」が商売になる。

 

同じことをコンサルでするとなると、逆に持ってる具体的な手段がない。貸すお金も無いし売る金融商品もない。そこで「相手がしなきゃいけないことを提示する」てのが商売になる。

 

 

 

他にもいくつか例をあげてみると、新卒の研修って絶対「遅刻者」絶対出ますよね。

ボク2回新人研修受けてるから、銀行でもコンサルでもあったわけですよ。対応方法がかなり違う。

 

銀行「は?ふざけんなこら舐めてんだろ全員集まって反省文書け」

コンサル「え?なんで?なんで?え、どうすんの?ふーん、いいの?本当にそれでいいの?」

 

みたいな感じ。どっちも怖いですね。

 

まぁでも銀行はすぐ「反省文」とか「反省会」ってツールをくれるんですよ。コンサルだとどんなツールを使って落とし前つけるかってとこから考えさせられる。

ちなみに、たぶんコンサルの方が結局解決策でなくて遅刻者は多い気がします。

 

 

 

あとは、会社のルールに対するアプローチも面白い。

 

銀行「これをする時はこの手順です。あれをする時はこの手順です。(以下10パターン)」ボクたち「え、多すぎて覚えられない」

コンサル「こういう理由があってルールがあります。守る方法はこんなのあります。後は考えて守って。」ボクたち「え、なにすればいいの」

 

みたいな感じ。どっちも不安ですね。

 

でもこれも、銀行はやるべきこと死ぬほど多いけど全部提供してくれてて、コンサルは何したらいいかどんな方法があるかっての伝えたから後は考えて、てベースな訳です。

これも個人的な感覚ですけどルールは銀行の方が守れない人多い気がしますね。なんでルールがあるのかわからなくて守る気出ないパターンが多い。

 

 

 

 

ちょっと抽象化すると、銀行は今あるパイプを上手く利用する仕事、コンサルは新しいパイプを作る手伝いをする仕事、ってイメージ昔から持ってます。

 

まぁ、悪く言えば銀行の日常業務はパイプの配管修理屋だし、コンサルの日常業務はなんでも便利屋さん、みたいなとこあるとこ思ってるけど、ぜひこの記事を見た銀行にもコンサルにも興味がある方は参考にしてみてください(笑)

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