20代中盤でふんばるブログ

銀行員→外資コンサル。旅行が好きです。

NISAとか運用について。20150520

金融機関で働いてるので、「NISA作ってください」みたいな営業もしてます。

 

最近のNISAの状況は、というと開始と同時に約500万口座が開設されてから、昨年末には800万口座超まで増え、現在は1000万口座の開設まで近づいているとのこと。

 

資産を持たない若年層も考えれば日本人の1/10程度の人は利用をしているということになりますね。

 

とはいえほとんどが高齢で投資経験値の高い方の開設であり、20-30代の開設の割合は10%程度。

さらに投資未経験の方の開設が25%程度で、実際の稼働率も50%。まだまだこれからどんどん「投資が増える!」という流れはなさそうです。

 

 

実際、なかなか「投資の必要性」といっても感じづらいもんです。

 

ただ、結婚費用の平均は500万円、子どもの学習費はすべて国公立で1000万円程度、すべて私立なら2000万円以上。夫婦2人がゆとりあるセカンドライフを送るためには1000万円......。

とはいえ給料は突然増えないし、年金も期待できないと騒がれて久しいこの頃、めんどうでも少し何か自分の資産の今後については考えてみる必要があります。

 

ちょっと面白い計算式があります。72を金利で割ると、元金が2倍になるのにかかるだいたいの年数が算出できるそうです。

 

例えば、現在の日本の定期預金の金利平均は0.025%ですが、これが2倍になるためにはこの式に当てはめれば72÷0.025%で約3000年。意味が分かりませんね。これが今、普通に銀行に預金を入れておいたときの場合です。

 

ただ、これが投資信託の平均利回りである5%で計算すると、2倍になるまで72÷5=約15年。30歳で300万円預けられれば、45歳の時には上手くいけば勝手に300万円オコヅカイが入ってくる計算です。

 

もちろん、投資は損得ありますが、この数字を見ただけでも、ちょっとでも投資に興味を持って頂けるかなぁ、と思います。

 

特に、投信は1万円くらいの小額からでも始められ、「信頼して託す」という言葉が元になっている以上、とにかく損を出さないように運用されているものがほとんどなので、「運用ってよくわからない」人にはとっつきやすいかも。

 

ま、世の中そんなに上手くいく事ばかりではありませんが、機会があれば具体的な商品等も紹介していければと思います。