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20代中盤でふんばるブログ

銀行員→外資コンサル。旅行が好きです。

最近話題のROEと株価の決まり方。20150411

簡単にまとめます。株価の感覚的な理解にご利用ください。

 

ざっくりいうと株価は「配当金の額」「企業の成長性」「投資家の要求水準」で決まります。

 

どう決まるかというとまず「配当金」。これは高い方がいいに決まっていますね。配当金が高い株ほど株価は高くなります。「企業の成長性」も高いほうが株価は高くなります。

 

わかりにくいのが「投資家の要求水準」です。

これは、低いほうが価格の高い株になります。「投資家の要求水準は低いのに買われる」=「利益以上に買われる理由(信用力など)がある」からです。

大学で友だちにノートを貸す時を考えてください。「ご飯を奢ってもらう」という要求付きでないと貸せない友だちAと、ただで貸してあげられる友だちBなら、一般的に考えてBの方が質の高い友だちですよね。株も同じで見返り(配当)が小さくても投資できる株ほど質(=価値)が高いと考えられます。

 

つまり価格の上がる株は「配当金が高くて」「企業の成長性も高いが」「見返りが小さくても投資家が投資する」株です。まぁ要は、期待値以上の配当があり、今後の成長性も見込める会社の株ということですね。

 

これを数式にすると株価=配当金÷(要求収益率—成長率)と表され、「定率成長モデル」と呼ばれるのですがまぁ難しい話はおいといて、実際に株価をどう予想するか考えましょう。

 

今回は企業の成長性から株価を分析する方法を考えます。

 

 

企業はどうやって成長するか。稼いだお金で投資することで成長します。

わかりやすく小売の企業でいえば、稼いだお金で新しい店舗を出します。その新しい店舗でも同じように稼ぎ、またその利益で店舗を立て規模をどんどん拡大していきます。

つまり、利益が増える→使えるお金(資本金)が増える→利益がもっと増える、の循環で企業は成長します。

 

この過程では利益が多いほど企業の成長が早くなるのは当然です。では、同じ利益額を稼ぐ企業同士なら、資本金が多い企業、少ない企業、どちらの成長が早いでしょうか?

答えは、あくまでこの式に当てはめた場合ですが、資本額が少ない企業の方が成長性が高いです。

 

資本金100円で1年商売をして利益100円(資本金100円×100%)を出せるAさんは、同じ商売で次の1年は資本金200円(前期資本金100円+前期利益100円)から利益200円(資本金100円×100%)を出します。

資本金50円から1年でAさんと同じ利益100円(資本金50円×200%)を出すBさんは、次の1年に資本金150円(前期資本金50円+利益100円)から利益300円(資本金150円×200%)を出すことができます。

 

この2年間で100円を持っていたAさんの所持金は400円に、初め50円だったBさんの所持金は450円になるわけです。

 

資本金から利益をいくら生み出せるか。この指標がROEです。

 

ROEは資本金からどれだけ利益を上げられるかを分析する手法でROE=利益÷資本金という式で表されます。

上の例で言えば、

2年間で100円を400円にするAさんのROEは100%

2年間で50円から450円にするBさんのROEは200%

になります。

 

ROE100%のAさんが元手の100円を4倍にする間に、ROE200%のBさんは元手の50円を9倍にしています。ROEが高いほど成長性が高い、と見られるのはこの算式が成り立つためです。

 

 

ちなみに今回は稼いだ額全てを次期資本金にしましたが実際は配当金を払ったり企業に残る額はもっと少ないです。ROEに実際に企業が来期投資使える割合をかけた指数は「サステイナブル成長率」と呼ば株価成長の指標として使われます。

 

 

まとめると

・株価は配当金、企業の成長性、投資家が要求する利益基準から算出できる。

・成長性は企業が資本金から利益をどれだけ出せるかを表すROEで測定できる。

ということですね。

 

ROE、とかいうと難しいですが、要は「ROE」=「企業の稼げる能力」=「企業の成長性」=「株価の高さ」ということですね。

以上、最近話題のROEについて、まとめでした。