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20代中盤でふんばるブログ

銀行員→外資コンサル。旅行が好きです。

失敗したとき「お金が無くて」はだいたいの原因にできる。

ナポレオンの敗北は必然だった、って言われてピンとくるだろうか。

 

「ロシアまでの遠征による冬将軍

「戦争の長期化による国力不足」

「ナポレオンの高慢な態度によるモチベーション低下」

 

負けた理由を考えればいろいろあるけど、

「金融の中心地オランダへの統治失敗によって、金融システムがロンドンに移ってしまい、財源不足に陥った」

って意見は新しい視点かつ一番納得がいった。

 

だって、ロシアへの補給も、兵器の開発も、周囲のモチベーションも、

金がありゃ何とかなるわけじゃん。

金がないから、何もできなかった、ってことでしょ。

 

まぁもともとナポレオンは軍事の人間だから、統治をするに至って財政面は弱かった、てのはナポレオンも人間なんだと安心するエピソードだけど

アムステルダムっていう当時の金融の中心地を手に入れて、その金融システムを活用できなかった、ていうのは後付けになるけどやっぱり焦ったのかな。支配される側の人をいかにモチベートするかってのは、また別の大きな議論だからここではおいておくけど。

 

ナポレオンが財源不足になっても、フランスはルイ16世までの時代でデフォルトを繰り返していたせいで融資も受けられず、

占領地からの賠償金や、アメリカへの領地売却で不足資金を補おうとしても到底金額は足りず、

 

その一方でイギリスはというと中央銀行を整備して国債による資金調達手段も整備し、産業革命も起こしてお金が集まり始めていたことを考えればフランスは経済的には為すすべがなかったね。

 

当時のフランスが徴兵制を本格採用していたおかげで、本当に困ることになるまでナポレオンは軍事費を気にしなくても軍隊が作れた、てこともツケになったのかな。

 

 

この話は問題の原因を「お金のせいでダメでした」っていえる一つ例としてわかりやすい。お金があればなんとかなることはあるし、失敗の原因を「お金がなかった」ていうことはすごく簡単。

拝金主義者であるつもりはないんだけど、すべての事象において「お金はどうなっているか」の視点は持ち続けておいて損はない。

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ユダヤ人が儲ける理由

ユダヤ人が金もうけできる強みの一つは、国家を持たない「放浪の民」であることがあるらしい。国家を持たないから、あらゆる国を客観的に眺めて、先進的なものを取り入れられたことだという。

 

国を持たない故の強み、ていうのもなんだか悲しい響きだけど、情報ギャップってのは確かに強みになる。

 

今年の2月ごろにホーチミンに住んでるとき「中国の経済成長率7%なんて嘘にもほどがあるよ」というのが、海外で中国やベトナムで仕事をしている人たち全員の話だった。

どれだけネットが発達しても、やっぱり現地にいないとわからない話というのはある。ニュースを見る、って言ってもどうしてもニュースは報道者の主観が入る二次情報になる。

 

昔ですらそうなんだから、物事を多角的な視点でとらえるのが当たり前の現代では、普段の自分たちとは違った視点からの情報ってのを仕入れる手段を持っておかないといけない。

 

そういう意味で、ユダヤ人は世界各国に「目」を持ってるんだよね。世界中のユダヤ人が自分の住む国の中の人間としての目で世界を見て、その情報が今度は国の枠を超えてユダヤっていう一つのコミュニティーに多角的な視点として集まってくる。

ユダヤで一番有名なロスチャイルド家が家族をイギリスやらフランスやら世界各国に派遣してるのが最たる例。

 

 

そして、先進的な技術や、世界各所で発生するニーズをいち早く抑えられれば情報ギャップで儲けられる。

ボクの一番好きな投資家が「ジム・ロジャース」っていうんだけど、この人の世界中を回りながら現地を自分の目で見て、投資をするっていうスタンスはそれに当てはまってると思う。

 

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世界とつながる多角的な視点をたくさん持つ、っていうのは現代に限らず過去からある経済の必勝法。金持ちって世界飛び回ってる印象あるけど、世界を飛び回るから金持ちになるのか、意外と鶏と卵の話なのかもしれん。

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税金を払わないと日本も滅ぶ?

紀元前に3000年に渡って栄えた古代エジプト

栄えた強みの一つが「徴税システム」にあった。

ファラオを中心にした強い中央集権体制の下で、徴税官が当時ではあまりに高等技術だった数学を使いこなして税金の計算・徴収を行っていた。

 

中央集権、ていうと共産党とかのせいで悪いイメージが先行するかもしれないけど、実は過去には共和制ローマでも、マホメットイスラム帝国でも、経済的な国家安定の秘訣は「中央が管理する平等な徴税システム」にあった。

徴税官が国王や国民に敬意を払って、私腹を肥やさずに正しく徴税を行っている状態の国は歴史上すごく強かった。

 

 

その反対が、地方の徴税官が国のルールを守らずに勝手に重税を課して私腹を肥やしている状態。

例えば共和制ローマはもともと、国土も肥沃で国民の愛国意識も高くて経済的に強者だった。

でも国家を広げすぎて地方での税収管理ができなくなった結果、地方豪族が勝手に重税を課して地方民を勝手に支配する「封建時代」に入っていって、東西に分裂し衰退していった。

 

エジプトも、有名な「出エジプト」は徴税のルールが崩壊したことによるっていう説がある。

ファラオの権力が弱まり地方で豪族が勝手な重税を行うようになった結果、国民が国から逃げ出して、従来の徴税システムでは財政が成りゆかなくなる。

そうすると、国は足りない税収を補うために残った人間に重税を課すしかなくなる。

結果、ユダヤ人が「重税を払えないことによる奴隷化」してしまい、エジプトから逃げ出すしかなくなった、というのがこの説。

 

 

ちなみに、この出エジプトにおける徴税システムの話、現代に置き換えると企業のタックスヘイブン利用や、富裕層の海外への資産移転の話とまるっと当てはまる。

有力者・有力企業が国のルールを掻い潜って税金を逃れるせいで、その他の国に残った国民への税負担が上がる。アメリカの相続税がブッシュ時代に廃止されたのはわかりやすい例。

 

 

日本の徴税システムはマイナンバーでの富裕層の資産調査を進めたり、相続税のアップが図られて、正に改善中なわけだけど。

国だけじゃなくて企業の経営者や資産家も、徴税システムが機能せずに滅んだ過去の国のことを勉強して財政システムと立ち向かわなくちゃいけないね。

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お金って結局なんなのさ

銀行やらコンサルやら世の中のお金の流れに関わり続けてる人間として、

「お金が社会に対して持つ意味は何なのか」てのはずっと興味がある。

 

そしたらこんな本を見つけたので、そのまとめやら、感想を書いていこうと思う。

 

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まず、「お金」ていう概念の発端はいつか。

人間が集団生活を始めて山や森を縄張りにし始めた時から、「財」とうい概念は生まれた、ていうのが本書の主張。なるほど。

 

個人的に「お金の概念が始まったのはいつか」て言われたとき、農耕が始まって「農作物の貯蓄」ができた時だと思ったので、刺激になった。

 

つまり、人間ていう生き物が社会性を持って、集団の中で自分の役割や生活範囲を決めるようになった時から「財」すなわち「お金」ていう概念は始まってる。

 

最近は「人間お金じゃない」っていうスローライフがすごい流行ってるけど、

こう考えてくると広義の意味での「お金」、「財」ってものは人間が社会の中で生きる上では絶対に切り離せないとわかる。

 

 

みたいな感じで、本書の気になった部分ををちょっとずつ書いていきます。

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独裁制とソーシャルビジネス

なんかこの記事によると日本異常らしい。

beinspiredglobal.com 

言ってること要約すると

  • 芸能ニュースの『Yahoo!』トップ率はアメリカ3%、イギリスは12%に対して、日本は35%で異常に高い。 
  • 「将来、国の担い手として積極的に政策参加したい」という若者はアメリカ60%、イギリス53%、なのに日本は35%と低い。
  • 「自国の社会に満足している」日本の若者も2.8%と異常に低い。

要は、自国に満足していないのに、政治に興味もないし、何かしようとも思わない日本人を他国と比べて煽ってます。

 

 

確かに今年の1月~3月とかボク、ホーチミンで働いてたんですけど、イスラム国やら世界情勢不安で大変なのに日本人は何も知らないって呆れてる外国人多かったですね。まぁそりゃウチらその時期SMAPベッキーで大変だったからよ。

 

SMAP VS 世界情勢 もそうだけど、「大臣が不正して捕まった!」て時期に清原が捕まって不正の話がかっ消えたのもね。報道が政府に情報操作されてるとか陰謀説にもそりゃなるわ。

 

 

民主主義の中で国民の政治意識が下がる、てのは独裁につながる。独裁者の作る世の中ってのは「国民一体」やら「国のため」的な話ばっかで自由や多様性が無くなる。

 

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 それは嫌だなぁ、てのがボクの個人意見なんだけど、じゃあどうするか、っていうとさっさと民主政に戻すしかない。上の図に書いたけど、たぶん今はもう独裁制(暴君政)だと思う。

 

 

「世の中オレらが変える!」て立ち上がってる若者はたくさんいるから、それを応援するのもいい思う。学生団体とか最たる例。このままオリンピック終わって今の日本の勢いが止まれば、学生団体とか社会活動家による社会変革もあると思う。

 

ただ、そういう意識高い人たちって「俺らはみんなにできない活動してる人」とかいう勘違いを持ちがちなんですよ。昔でいう貴族が持ってたみたいな特権意識。「俺らは社会のために頑張って活動してる」とか「行動しない人は何もわかってない」とか言いながら、自分頑張ってる意識のために社会貢献してる人たち周りにいません?こういう人たちに社会は任せたくない。

 

 

って考えたときに、ソーシャルビジネスは民主主義の中でリーダーがとるべき手段として有効だと思う。

ビジネスにした時点で学生に在りがちな「社会のために頑張る!」一方的なGIVE押し付け思想から、「社会から稼がせてもらう」GIVE&TAKE意識に変わる。社会に求められるものは何か、社会はどうあるべきか、では自分はどう生きるべきかを自然に考えて行動する、民主主義の理想的な行動になる。

 

 

ソーシャルビジネスは流行ってるけど、あんまりこういう形で民主主義と関係付けはされてないんじゃないかな。日本の政治の在り方とか大きな枠組みも考えて、起業家なり会社員なり自分の生き方を振り返るのも一度ありだと思う。

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成長するか従属するかしないと生きていけない世の中

会社入ると、

「リーダーシップを持て」やら「成長しろ」やらうるさくないすか。

なんでかなー、って考えてみたんですよ。

 

結論的には、世の中が変わってくから、その変化に対応するためのリーダーシップや成長する力が必要なんですよね。

 

 

生きてくための方法ってのがどんどん変わってくのが現代です。

何か売って暮らすにしても流行は一瞬で変わるし、仕事やるにしても便利なシステムがどんどん発明されるたびに覚えなきゃいけない。まぁだいたいインターネット革命とかいうやつののせいですよね。

 

 

そんな中で、自分で生きるには何をしなきゃいけないか見つけて決めなきゃいけないんですよ。それができる人、すなわち、これからの流行が何になって、自分はこう商売をすればいいって決めて行動できる人。

それがいわゆる「リーダーシップある人」ですね。

 

リーダーシップまではいかなくても、「これからはこれができなきゃいけない」て提示がされたときに、都度きちんとそれをできるようになる人も、変わってく社会の中で生き抜いてけます。

それが「成長できる人」。

 

 

この二つのどちらかって、今の世の中で成功しようと思ったら、必須条件なんです。少なくとも世の中の変化するスピードに合わせて成長し続けられなきゃ、自分がどう生きるべきかは見定められない。

 

 

なのに、それと比較して会社はそういう人材が豊富なわけじゃない。

日本の大きな会社の中にずっといるなら、成長もリーダーシップも忘れて、終身雇用の中でなんとか生きていける。やるべきことは会社が全部示してくれるし、それができなくても、できないなりの仕事を回してくれる。大きな仕組みに従属すりゃ生きられるようにもなってる訳です。日本は良い国だと思うよ。

 

 

でも、それじゃ会社自体の舵取りがいつかヤバくなってくる。だから、就職活動で企業が言う「リーダーシップ」「成長」てのは、けっこう本気でそういう人を求めてるんだと思うんです。お題目じゃなくて。

 

成長しながら自分の生き方を探していくか、従属しながら生きていくか。

けっこう「生き方」ってのを本気で考えなきゃいけない時代だと思う。

 

自営業者へ。バランスシートの使い方の基本。

この前、カフェを起業してる友だちと話してたら、指標として損益計算書は使ってもバランスシートは使わない、って話をしてたので、元銀行員として使い方の基本を書こうと思う。

 

 

財務指標の使い方には収益性を見たり、安全性を見たりいろいろあるけど、バランスシートを見てまずわかるのは圧倒的に「経営の安全性」。

 

で、それを細分化して考えると「資本の厚さ」「資産配分の妥当さ」「資金繰りの安定度合」って感じ。

 

 

一つ一つ説明すると、

 

まず「資本の厚さ」ってのは、どれだけ借金無く経営できてるか。借金は少ない方がいい、って意味でこれはわかりやすいね。

卸売業とか、仕入れてから販売するまでの期間の分どうしても借入金が発生するし、新規事業の投資のための借入金もレバレッジの観点から重要だから一概には言えないんだけど、少なくとも同業種と比べて負債項目が多い、てのは大丈夫かなぁ、て感じる一つの指標になる。

 

 

次に「資産配分の妥当さ」ってのは、何にお金を使ってるか。

例えば、メーカーが「土地・建物」にたくさんお金を使ってるのは妥当。工場とか持つわけだから。でも、IT業者が大量に土地持ってたら、ん?何に金使ってるんだ?てなる。

まぁ、土地なんかは万が一の時にちゃんと売れるからいいけど、「有価証券」なんかに大量に金使ってると、「あれ?本業ちゃんとしてます?」て話になる。どっかの株券なんて一瞬で紙くずになるわけだからリスクも大きいしね。

細かく言い出したら子会社への出資金だったり、売掛金の資産価値とかの話にもなってくるからきりもないけど、資産の割合を見るとどこにお金使ってるか、からどの辺に会社のリスクがありそうか、どんな業務にリソースを割いてるのか、てのが見える

 

 

 

で、最後、「資金繰りの安定度合」だけど、これがバランスシートからわかる一番大事な指標。

 

例えば、こんな図があるとする。

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資金繰り悪化で一番わかりやすいのがこの「在庫が増えるパターン」

在庫が増えて現金が減ってますね。数字って嘘つかないから本当にわかりやすい。この表は極端な例としても、在庫が増えてるって状況からは「物が売れなくなってる」ってことことが予想できる。んで、その分、収入は無くなっても仕入とかで支出は発生するので、どんどんお金が無くなって現預金も減ってる、経営悪化の状態にあるんじゃないか、てのが見えるわけです。

 

 

 

次に、売掛金が増えてるパターン」

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これも、現金が減ってますね。これは例えば、「ちょっと今金ないから、今度払うわ。」って客が増えてるパターン。なめられてますね。でも、闇金ウシジマくん見てると、けっこうこれ破産の一大パターンらしいですよ。ようは、お客さんからお金が回収できない管理能力不足になってる懸念が発生してくる、ってわけ。

 

 

 

次は、「買掛金が減ってるパターン」

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 これは売掛金の話の逆。「ちょ、ごめん、今度払うからちょっと待って!」っていう話が誰にも効かなくなってきているパターン。言ってみれば「あいつとは信用の商売をあんまりしたくない」って人が増えてる可能性があるわけです。「あいつからはすぐに金を回収しないとダメだ」と思われちゃってる、信用不安が増大してる可能性が見えるわけですね。

 

 

 

最後に、「借金が増加してるパターン」

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在庫や売掛金が増えて買掛金が減っても、現預金は変わらない、ってこともあります。でも、見てわかる通りその場合は絶対に何かしらの負債項目が増えます。これが典型的な「資金繰りが悪化して首が回らなくなってるパターン」です。最終的には経営権取られたり、法務措置で本業どころじゃなくなります。

 

 

 

以上のように、バランスシートの変化を見るだけで、「物が売れなくなったんじゃないか」とか「信用が下がったんじゃないか」とか経営状態の変化が予測できるわけです。

前向きに新しい仕入先が増えて買掛期間が短くなったり、販売機会確保のために在庫が多くなったりすることもあるので上で書いたことは一概に言えるわけじゃありませんが、

是非お金の管理をしている方は日々の売り上げだけじゃなく「なんでバランスシートが変化したのか」にも気を付けてみてくださいね。

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